ネコだまり

配達王子が贈る、涙と笑いのファンタジー
愛と荷物のある限り、道なき道を突き進む
そこの素敵な奥さま、今日はあなたの家かもしれません
お届けするのは「愛」ですか?

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さくら

もうどのくらい前になるのだろう
桜並木の道沿いに、歳老いた画家が暮らしていた

田舎の片隅でひっそりと絵を描いて生きている

そんな生活を羨ましく思うかもしれないが
その暮らしぶりはとても質素で慎ましいものであった
おそらく多くの画家がそうであるように
ぎりぎりの生活をしていたのだと思う

ある日そのお宅に荷物を届けた時のこと
玄関を開け、ふと正面を見ると
大きな桜の絵が無造作に置いてあった
すぐ横の桜並木を描いたものであろうが
なぜかその絵を見た瞬間、全身に電流が走った

正直、芸術などとはなんの縁もない配達人であったが
その絵が放つ

とてつもない迫力

大胆な色使い

そして眼前に迫るその桜の圧倒的な存在感に
しばし呆然としてしまった

絵には作者の魂が入る、本物かどうか見極めるには
その絵の持つオーラをまず感じるかどうかだ
という話を聞いたことがある

しかし本物の絵など見たこともない配達人は
所詮素人、わかるはずがない・・・
などと考えていたが、たしかにその絵にはオーラがあった

名も無き画家の本物の絵
プロの目にはどう映るかわからないが
配達人にとっての本物は、間違いなくそこにあった

しばらくしてその画家の訃報を知った
一人残された奥さんも今はそこを去ってしまったという

自分にとってあれは幻だったのか
今では知るすべは無い

でも一瞬とはいえ本物に触れた感動は
今でも鮮明に心に残っている
なんの学も無い人間の魂を揺さぶる一枚の絵
本来、芸術とはそういうものなのかな
と思うときがある

たった一人でもいい、この感動を味わって欲しい
たまたま訪れた、ただの配達人は
たしかにその感動を受け取った

もう決して見ることの出来ない絵
感動が大きかっただけに、寂しさも募る

一枚の絵に込められた画家の魂は
今でもあの桜並木とともにあるのだろうか・・・

桜の木 
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コメント

その絵が配達人さんに感動を与えたのなら、
それは確かにすばらしい絵だったんですよ。
絵に限らず、芸術は心で見る。と、思います。
秋も近いし、いろんなものに触れたいなあ。

こんばんは。
きっとその絵は、その方が全身全霊を掛けて描かれたものなのでしょう。
だからコレほどまでに配達人さんの心を揺さぶるのでしょうね。
そういう絵に、またそれを描いた方にお逢い出来た事、素敵ですね。

ただいまです~&こんばんは~vv

おぉ~vvまるであたしが配達人さんに出会えたくらい感動したのでしょうねぇ(^ー^)
絵で感動するって凄いですね(^^)きっと物凄い
素敵な絵だったんですねぇ♪♪

ちなみにルーブル美術館でモナリザを見てきましたが…「小っちゃ!!」で感動も何もなかったです(T_T)

でわ~vv

絵を観に行くのは好きです。

私が絵を観る基準は「好き」か「嫌い」かです。
難しいこと、な~んも考えてません。
理屈じゃないんですよね。きっと。
生きている間に、素敵な絵に巡り合える偶然。
確率はきっと低いと思います。
配達人さんはラッキーだったですね。きっと。
…偶然ですが、週末、大阪に娘と絵を観に行きます。
どんな絵が待っててくれるかなぁ…((o(^-^)o))ワクワク

おはようございます。
私も夫も絵画に限らず感性で感じる芸術とは
常に接している生活でございます。
周りには夫の友人である芸術家さん達も数名おり
皆さん作品の1つ1つに、魂を込めて製作されるんですよね。
きっと配達人さんも、その魂に触れたんでしょうね。
秋は食欲だけでなく、芸術にも触れるのも宜しいかと。

腹の調子は治ったのかの~?
独身時代には美術館等に足を運んだりもしたが
最近は芸術とは程遠い生活をしておるぞよ。

わらわはの~
例の、道路を挟んだ二本の木の写真を
きっといつまでも憶えておると思うぞよ♪
配達人殿のブログが美術館代わりになっておるぞよ♪

芸術・・・・
難しいですね。
何だか切なく読んでしまった・・・。
上手く書けないっす・・・。

ただ、ひたすら。。。

芸術の秋!
。。。ではなく。。。
食欲の秋に、オーラが出ている・・・樺さん♪
配達人さんの心は、想い出と共に毎年美しい桜並木の元で、生き続けるのではないでしょうか。

本物

良い経験をされましたね
絵の値打ちは 号いくらで決まるのではなく どれだけの人の魂を打つかで決まると思います
予備知識をなく見て あぁ!! と思った絵が あなたにとって一番良い絵なのです

美術シーズ到来ですね
ことしも 関西文化の日には 関西の殆どすべての美術館がフリーパスになります
はしごします

素敵な経験ですね~(*´∀`) 写真のさくらのある並木を描かれてたんですか?
大きくて力強い木ですね。
もし違ってもこういう生命力を感じる絵ってそうそうないですよね。
私もそんな感動に出会いたいです。
うーん、うらやましい!

kobokeさん

思いもかけないところで、予想外の出来事に出会う・・・
それは、配達人の醍醐味ですかね
芸術など何の興味も無かった人間が、こころ揺さぶられる、芸術の底力を味わいました
だからと言って美術館に行こうとは思わないんですけどね^^;)

サツキさん

サツキさん、いらっしゃいませ
絵でも、音楽でも、スポーツでも全身全霊をかけて取り組んだことは、やはり感動を覚えますね
一生懸命という言葉が死語になりつつある今、人に感動を与えるということは、自分自身がつねに何かを感じていなければな、と思います

桃かんさん

おかえり、楽しんできたかい?
配達人に出会ったくらいで感動してたら、みんないい人に見えるんじゃないの?(笑
ルーブルも行ったんだね、モナ=リザは今もガラスケースの中にいるのかな
実際に見るとたしかに拍子抜けかな

ななみーさん

絵を見に行ったわけではなかったんだけど、まさに運命的な出会いなのかな・・・
ここでその話を伝えることができたと言うことは、偶然ではなく必然だったのかもね
ブログも、デジカメも無い時代だったけど^^;)
素敵な絵と出合えればいいね

しゅーるさん

妥協を許さない芸術家の一念が、そのまま心として作品に反映するんでしょうね
小手先の技術では一流になれないと言う意味がよく分かりました
しゅーるさんのように普段から芸術に触れる生活をしていれば配達人の感性も、少しは磨かれるんでしょうけど・・・^^;)
この秋は芸術に近づきましょう、逃げたらあかん
食欲は季節関係ないので

お局様

(ノд-。)クスン もったいのーお言葉、配達人感動の極みでございます
そう言っていただけると、配達中コソコソと写真を撮っていることが報われます(アヤシイゾ
実は記事に関連性が無く、お蔵入りになった写真がいっぱいありまして・・・ そんな写真を見てもらいたく思いギャラリーをオープンしました
これからは無理矢理写真をこじつけるのではなくゆっくりとギャラリーで楽しんでもらおうと思っています

アリスさん

たしかに難しいよな、同志よ^^;)
でもあと数年もしたらきっと分かるよ
子供が幼稚園に行って、母の日なんかにお母さんの絵を描いて持ってくる、きっと感動して涙流すから
それが魂のこもった絵、一生懸命描いた絵なんだよ
感動を言葉で表すのはプロに任せておけばいいって、自分が感じたことがきっと正しいんだと思うよ

樺さん

季節ごとにおいしいものがあるので、秋だけ食欲というのは無理かな^^;)
今の桜並木は枝もだいぶ切り落としてしまい、昔の雰囲気は消えてしまいました
感動を呼ぶ絵にはきっとその画家が感動したモチーフがあると思います
今の時代それだけのモチーフが存在するのかどうか・・・
書き手を感動させる題材があってこその芸術なんですね

TOSSYさん

そうですね、突然の出会いが感動を倍増させたと思います
きっとその画家の家がよく荷物の来る家で、話もするような仲になっていたとしたらここまでの感動は無かったと思います
万に一つの偶然が、一生忘れられない思い出になる・・・
本当によい経験をしたと思います
美術館めぐり頑張ってください

ゆきちさん

残念ながらこの桜の木はその並木道の桜ではないんですが、その画家が描いた絵も実はこのようなどっしりとした一本の桜が前面に出ていたものでした
単純かつ明快、おそらく普通に桜並木を書いていたら、ただの風景画になっていたのでしょう
その中のたった一本を主役にした・・・
だからこそ迫力のある絵になったと思います

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